大容量デジタルデータ伝送サービス事業、及びネットワークシステムの開発・販売事業を展開する日本ワムネット株式会社(東京都中央区、社長:福井 信之)は、多回線FAX サーバソフトウェアMultiPortFAX 4 Pro.が仮想化環境のサポートを開始することを発表しました。
FAX サーバは通常、電話回線やISDN 回線を利用するため、企業内にサーバー機器を設置しFAX ボードや拡張シリアルボード等の通信ボードを装着する必要があり、FAX サーバは仮想化の対象外とされることが一般的でした。
この度、MultiPortFAX 4 Pro.は通信ボードの代わりにネットワーク上に配置するFAX ゲートウエイに対応し、FAX サーバの仮想化環境での使用を実現しました。
FAX ゲートウエイとしてAudioCodes 社 Mediant シリーズ 、MediaPack シリーズ をサポート。これらのMediant、MediaPack シリーズは小規模なアナログ回線に加え、INS64 や INS1500 を使用した中規模~大規模な利用を可能にします。
今回のリリースによりMultiPortFAX 4 Pro.は1回線~2回線等の安価な環境から40 回線以上の大規模用途も含めた幅広いニーズに対応する仮想化の構成が可能となりました。
※ 仮想化環境はVMware vSphere (ESX)、Hyper-V、及びXenServer をサポートしています。
【Mediant、MediaPack シリーズによる構成図】
※ Mediant、MediaPack シリーズご利用のためには、Fax over IP(FoIP/T.38)機能を提供するソフトウェア SR140(ダイアロジック社製)をMultiPortFAX 4 Pro.サーバにインストールする必要がございます。SR140 によりMultiPortFAX4 Pro.とMediant、MediaPack シリーズ間でT.38 によるFoIP 通信が行われ、Mediant、MediaPack シリーズと相手先FAX 間のFAX 通信の制御を実現します。
【FAX モデム+PortServer による構成図】
※ Portserver TS ご利用のためには、PortServer TS に付属のソフトウェアRealPort をMultiPortFAX 4 Pro.にインストールする必要がございます。RealPort が、ネットワーク上にあるシリアルデバイスの制御を実現します。
【SR140 について】
FAX over IP(FoIP)を提供するソフトウェア(仮想FAX ボード)
型番:SR140-2-R3(2 Channel から)
価格:オープン価格
【Mediant/Mediapack について】
型番:Mediant 1000B、Mediapack 116/118
価格:オープン価格
【発売日】
2013 年11 月1 日より提供予定
【日本ワムネットについて】
日本ワムネットは、住友商事の子会社であり、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が出資する合弁会社。出版・印刷・エンターテイメント業界・一般企業を対象に電子メールで送信できない大容量ファイルをセキュアに伝送・共有・保管するサービス事業とネットワークシステムの開発・販売事業を展開しています。
【MultiPortFAX について】
MultiPortFAX シリーズは、純国産の業務用FAX サーバソフトウェアとして1995 年の販売開始以来豊富な導入実績を誇るロングセラー商品です。MultiPortFAX 4 Pro.は、受発注システムや金融システム、コールセンターシステム等の業務システムと連携するFAX システムとして、その連携開発の容易さと確実性を特長とし、運用後の安定性の面からもたくさんのお客様の支持を集めております。
【本件に関するお問合せ】
日本ワムネット株式会社 プロダクトソリューション部
〒104-0033 東京都中央区新川1-5-17 パシフィックマークス新川9F
TEL: 03-5117-2147 FAX: 03-5117-2155
Email: mpf-info@www.wamnet.jp
Web: https://www.wamnet.jp/corp/products/mpfax4/